映画gifted ギフテッド
制作:2017年
監督:マーク・ウェブ
出演者:クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、リンジー・ダンカン

予告編はこちらhttps://youtu.be/t_DDhWxxarA
家族愛を巡るドラマ
7歳の少女メアリーと男性のフランク、片目の猫フレッドが平和に暮らす日常が
非日常なものに変化していく中で、家族愛をテーマにしたニューマンドラマ
giftedとは、知的才能・先天的な知性・天賦の才能などの意味がある
gifted ギフテッドの展開(登校編)
映画の冒頭は、会話はなく不機嫌そうな少女の登場から始まる

主人公メアリー7歳の登場、なにやら不機嫌そうですよね
演技力抜群で驚かされちゃったのは内緒です

口論をしているのですが、その相手が


フランクであり、メアリーと暮らしているのです
もう【1人】の家族が、このかた

片目のフレッド。育て始めた時から理由は分からないが片目である
7歳のメアリーは小学校への初登校が原因で不機嫌なのだが
フランクの希望は、普通の子どもであってくれという願いのもと
スクールバスを待つ


それにしても、かなり嫌そうですよね
あなたも、どこかで見た風景だと思います。もしくは本人の気持ちも分かる側かもです。
メアリーはフランクに説得され半ば強引に学校に登校する事から物語が始まります
学校編
数学の授業へとシーンが変わります
しかしながら退屈に授業を聞いているメアリー
小学生1年生の数学では「1+1」を教えており不服なメアリーは
先生から次のような質問を受けてしまう

いくらなんでも7歳の子どもに、答えられない質問をする先生
数十秒後メアリーは答え始めるのです

しかも暗算というオマケつき
この後、メアリーは校長先生にまで悪態をつきフランクに迎えにきてもらうことになるのです
フランクは学校にメアリーを迎えに行くことになるのですが
普通の子ではないと感じている先生はフランクを呼び止め話をします
フランクは隠すかのように、誰でもできる手法なのだと説明しその場を後にします

学校から迎えを終えたフランクはメアリーに普通に振る舞うように諭すのです
先生に怒鳴ったりしないこと
特技を見せびらかすことは、しないように
諭すことが終われば【3人】で海岸に行きます




映画では度々、フランクとメアリーとの会話が様々なシュチュエーションで描写されていきます
隠せなくなっていく、才能
メアリーの才能に気づき始める登場人物たちは、メアリーが何者かを詮索しはじめます

これを調べたのは、メアリーの数学の先生
メアリーは母親(ダイアン)が自殺しており、自殺後、ダイアンの弟であるフランクと暮らす
つまりメアリーとフランクは親子でなく、叔父と姪の関係でした
このことを知り、先生はフランクと接触するたバーに向かいフランクとメアリーについて話すのですが

フランクは、姉(ダイアン)の娘を引き取り生活しています
そんな中、メアリーは問題を起こしてしまいます。クラスメートが嫌がらせを受けたことに
腹を立てて本で、嫌がらせをした子を叩いてしまうのです

自己主張のできる立派なメアリーでしたが、暴力と捉えられフランクと学校側との話し合いへ
しかしながら、暴力云々よりも学校側はメアリーの才能に対して今の環境よりも良い学校を推薦していくのです

しかしフランクは、教養の高い学校への転向を頑なに拒否します
退学になるまで、このままの学校生活を送って欲しい。と
普通の感覚では不自然です。良い教養、良い学校は皆が望むと思われますので

映画では謎を残したままステージが変化していくのです
フランク・メアリーの母親登場
フランクとメアリーは、学校での話し合いをした後に自宅へと到着します
待っていたのはフランクの母親(イヴリン)。メアリーの祖母にあたります


この祖母役リンジー・ダンカンの嫌らしい役っぷりが完璧です
ついつい感情移入して【この ク○ババア!】と思えるほどです
何をしに来たかと言うと率直に孫のメアリーを奪いにきたという表現で正解なのです

祖母イヴリンと叔父フランクが2人で話ていますが親子です
この親子がメアリーを巡り今後、泥沼の展開を描写させていきます
様々な家族の形を表現していきます
しかしフランクの意思とメアリーへの接し方は変わるものではありません
フランクは、その後もメアリーとの会話を重ねていくのです

フランクの腕を掴んで、遊ぶメアリー

言葉にして相手に伝えることは大事ですよね
感動しちゃいます
親権を巡り裁判で親子で争う
祖母イヴリンは、メアリーを引き取り最高級な環境を提供したいと主張
叔父フランクは、姉ダイアンの遺志のもとメアリーと生活したいと主張
両者(フランクとイヴリン)は、親子でありながら骨肉な争いを始めてしまいます

最初は親子(フランクとメアリー)のほのぼの生活かと思いきや
祖母イヴリンの登場により裁判まで発展していきます
大人の事情で振り回されていく7歳のメアリーですが
裁判も数回を重ねていきます。両者の意見は、互角と見られる中
フランクの弁護士は、互角かのように見えるが負ける
今なら最悪な結果を回避でき、メアリーとも面会できる
里親制度をフランクに勧めるのです
フランクは悩んだ結果、弁護士の里親制度を受け入れるのです
こうして裁判は終わりを告げます

裁判後に、挨拶をするフランクとイヴリン
(ほんと、親子ですかアナタ達) と思わせる会話です
引き離されたフランクとメアリーの結末
裁判の決定に従い、フランクは里親制度を了承します
事実上のお別れですよね

フランクとメアリー、後ろに立っている夫婦が里親
フランクは、寂しさを抑えながらメアリーを置いていくのです
里親制度から数週間を過ぎていく中、フランクはメアリーに面会を試みます
しかしながら里親から「メアリーが貴方に会いたくないと言っている」と
告げられます
なんだか、あるあるな展開で気分が悪いです
フランクは辛い時間を味わっていきます
フランクが悲しい時間を送っている最中に別の問題が起きるのです

メアリーと一緒にいるはずの、フレッドが飼い主募集の掲示板に出ており
このことをフランクに知らせます
フランクは、何が起こっているか瞬時に悟りメアリーのもとへ向かうのです

フランクが部屋に入ると、この光景
いや、これはイカンでしょ・・・まさに【何してるの?】

フランクとメアリーの久々の会話です


子育ての大変さと言うか、正しいか間違いだとか判断難しいですよね
このあとフランクは、イヴリンに対して
メアリーの母ダイアンが解いたノートを見せます
メアリーの母親はノートをフランクには託していたのです

「イブリンが亡くなったあとに公表して」と遺言つき
イブリンは、子育てを誤っていたことに気づかされるのです
(なお、片目フレッドの件もイヴリンの仕業。猫アレルギーのため)
まとめ
様々な家族愛のカタチを現した映画です
ずば抜けた才能よりも愛のある接し方を重視したいと視聴者に
呼びかけるような映画でハッピーエンドなのも良いところでしょう
メアリーの演技力と、フランク・イヴリンにと感情移入しやすい映画です

話の内容も、複雑でなく。おすすめの1本です
ニューマンドラマならば「グリーンブック」も、おすすめです
