アカデミー賞映画GREEN BOOK【グリーンブック】あらすじ

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アカデミー賞映画GREEN BOOK      【グリーンブック】

制作:2018年 ヒューマンドラマ

監督:ピーター・ファレリー

出演者:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ

音楽:クリス・バワーズ

主な受賞:アカデミー作品賞・アカデミー助演男優賞・ゴールデングローブ賞映画部門脚本賞

ゴールデングローブ賞映画部門作品賞

アカデミー脚本賞

人種を超えた友情

上記の賞を、まさに総ナメにしたと表現しても過言ではない『グリーンブック』。

なぜに、作品賞から脚本賞まで受賞できたのかは。人種を超えた友情が人々の心に残り

かつ、臨場感をジワジワと視聴者に伝え続けたことにある。

グリーンブックの展開

天才黒人ピアニストのドクターシャーリーとイタリア系白人運転手トニーの友情物語

まだ人種差別が色濃かった時代1960年頃を舞台に描かれている

白人が上の立場で、黒人が下の立場のベースが根本に設定された中で2人は旅をする。

旅をする理由は黒人のドクターシャーリががアメリカ南部へコンサートツアーをするため

そのシャーリーの運転手をするのが白人のトニー

トニーは務めていたクラブが改装する数カ月の間、仕事がなくなり

妻ドローレスと2人の子供のため仕事を探すこととなる

そんな時、知人からドクターがドライバーを探していると仕事を紹介され面接に向かう

2人の出会いは、仕事を依頼する側と引き受ける側の雇用の関係から始まる

ここで2人は対面するのだが、初対面のドクターシャーリーがこちら

一瞬、「星の王子様」ですか?とも思わせたシーンであり。衣装にも、やり過ぎ感が満載

そして自己紹介をするのだが

その後は面接かの様な、2人だけの話し合い。南部へのツアー(8週間)から給料の話

結果的には、運転手兼ボディーガードとしてトニーは了承することとなるのだが

面接の場面においても白人トニーは黒人に雇われることを快く思わず

トニーが妻に、面接内容を話しをする際も妻ドローレスは「きっと続かないわ」(8週間)

と前向きではない白人と黒人の差別背景を、しみじみと演出している。

このツアーではシャーリー含める3人(トリオ)とトニーの4人旅になるのだが

シャーリー以外の3人は白人であり。車も2台の設定

シャーリーとトニーが1台に。白人2人が1台の構図。黒人と白人が同じ車内にいることも

違和感を出す演出に【差別】の2文字を視聴者に植え付けていくのである

南部ツアー開始

コンサートツアー出発の日。レコード会社からトニーに手渡された1冊の本

黒人でも宿泊可能な宿のガイドブック

そしてトニーは家族と抱擁しツアーに出発する

なかなかに良い父親であり、夫なトニー

ツアー最終日から、自宅に帰ることが出来ればクリスマスに戻れる設定の様子

この日程が終盤に効いてきます

その後、白人トニーはピアニスト:シャーリーの生演奏を聴くこととなり

シャーリーの才能を認めていく中、旅は続いていきます

数か所のツアーを重ねていく道中ケンタッキー・フライド・チキンを見つける

トニーはドクターシャーリーが1度も食べたことがないことを知り

強制的に食べさせるのである。

トニーの少年のような、振る舞いにシャーリーも徐々に心を溶かしていくのである

ホテルに着き、トニーは妻ドローレスから手紙を催促されていたため

手紙を書くのだが、ドクターシャーリーがアドバイスすることで内容を一変させる

シャーリーはピアノだけでなく文才も兼ねる人物なのです

少しづつ友情が芽生えていく描写が素敵です

やっぱり差別が炸裂

ツアーを続けている、最中のある夜。シャーリーがバーに行くと、差別的な白人達から

暴力を受ける。

4対1の、ワンシーン。理由【ただ気に食わない】

連絡を受けたトニーはシャーリーのいるバーに向かい見事に救い出すのである

救い出した後のトニーがシャーリーに対して

トニーはボディーガードの仕事もしっかりと、やってのけるのである

ツアー最終場所での出来事

ツアーも終盤、最後のコンサート会場に到着したシャーリーとトニー。

シャーリーの楽屋は、「小さな物置部屋」です

シャーリーは、この楽屋に荷物を置きコンサート会場のレストランで

食事をしようとレストランに入店しようとしますが

黒人との理由で「あなたは、入店できません」と断られる

トニーは、店側に演奏をする主役だし1日くらい良いだろうシャーリーを入れてくれと頼みます

シャーリーは、レストランに入れないならピアノ演奏をしないと伝えます

多数の客がいるのでコンサート側(レストラン)の責任者は困ってしまい

トニーからシャーリーを説得するよう買収しようとします

買収を持ち掛けられれて、責任者に詰め寄るトニー。そして、それを止めるシャーリー

シャーリーはトニーの、その姿を見て「君(トニー)が弾けと言うなら弾くよ」と

持ち掛けますが、トニーの答えは「こんな所、出ていこうぜ」

トニーはシャーリーの扱いに我慢できずコンサートを後にするのです

クリスマス

シャーリーとトニーは、黒人専用のレストランに行き

そこでシャーリーはピアノを演奏し沢山の拍手をもらう

演奏後にニューヨークへ戻ることに夜中走り通せば戻れるのだが

トニーの睡魔が限界を迎えます

もちろん寝てしまっては、ニューヨークには戻れません

次のカットがこちら

シャーリーが運転手をするのです

会話もない、無音のワンシーンがズシリと演出されています

ちなみトニーは後部座席で寝ている模様

その後、ニューヨークに帰り着いたシャーリーとトニー

トニーの家の前で車を止めるシャーリー

シャーリーは送ったあと帰ろうとするのですが

トニーはシャーリーにクリスマスを誘うのです

シャーリーは1度は断るものの自身の自宅に戻り思案します

その結果シャーリーはトニーの家へ訪れます

家族にシャーリーを紹介するトニー

その時の、トニーの家族の反応がこちら。やはり黒人差別の描写

このワンシーンからも黒人差別をあらわにしていますが

演出力すごくないですか?!!

まとめ

さすがのアカデミー賞をとった映画作品です

この作品、実話なんです。彼らは、その後も友情が持続しています

描写時間に無駄がなく、ほんの少しの会話でも意味を持たせてます

困難を乗り越えていく度に友情が深まっていくので

映画に入り込んでいけるでしょう

【見ておきたい映画】の1本として紹介します

ヒューマンドラマでは「giftedギフテッド」も、おすすめです

公式サイトは、こちらhttps://gaga.ne.jp/greenbook/

ebisuten
サイコ(psychopath)な人
21年8月からブログstart。自分の話をするのが苦手です。謎にしたいとか、お高くとまりたいとかでは無いです。
ある国家資格を持ち、そのおかげで仕事をしています。今までに出会った人からは「変わり者」「サイコな人」と言われた経験あります。
常にプラス思考を貫きたいと思うと同時に【Grit】やり抜く力を重要視しています。
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