アカデミー賞 ノーカントリー アントン・シガー
制作:2007年
監督:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
受賞:アカデミー作品賞、アカデミー脚色賞、
アカデミー助演男優賞、アカデミー監督賞
ゴールデングラブ賞映画部門脚本賞、助演男優賞
キャスト:ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、
トミー・リー・ジョーンズ
アカデミー助演男優賞
本作の映画で
アカデミー助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムが
演じるアントン・シガー
作中では、アントン・シガーが中心に描かれており
主演とも思われる程、描写も多い

アントン・シガーの謎や行動、ルール
映画のあらすじだけでは、
彼【アントン・シガー】のことは語り尽くすことができずに・・・
数か所行動に謎がある
○靴や靴下に血が付くのを嫌う

血が付いたため靴下を脱ぎ捨てる

足の裏に血が付いているか確認
○コイントス

○猟奇的な暴力

ほぼ有無も言わさない状況からの暴力
異常な会話
シガーは、テキサスのガソリンスタンドに
よることになったときの会話です
静かに終始淡々とシガーは話します
シガー「いくらだ?」
店主「69セント」
シガー「ガソリンは?」
店主「途中、雨に降りました?」
シガー「どの道で?」
店主「ダラスからでしょ?」
シガー「どこから来たか お前に関係あるか?」
店主「意味はありません」

シガー「意味はない?」
店主「ただの世間話です。それで頭にくるなら、
どうすれば・・・ほかに何か?」
シガー「さあ、あるかな?」
店主「気に入りません?」
シガー「何が?」
店主「なんでも」
シガー「《気に入らないことがあるか》と俺に聞くのか?」
店主「他に何か?」
シガー「さっき聞いたよ」
まったく内容が読み取れないまま店主は
コイントスで無理矢理に賭けさせられます

シガー「当てろ」
店主「私が?何を賭けて?」
シガー「いいから」
店主「表か裏か言う前に何を賭けるかを・・・」
シガー「お前が言うんだ。俺が言ったらフェアじゃない」
店主「何も賭けてない」
シガー「いや、賭けたよ。お前はずっと賭け続けてきた。どっちか言え」
店主「勝ったら何をもらえるんです?」
シガー「全てだ」
店主「と言うと?」
シガー「勝てば全てが得られる」
店主「それでは・・・表です」
(勝てば助かり全てを手に入れる
負ければ暗殺されることで全て失う) と言う意味合いです
自分を見たかを確認

対面している人に対して確認しています
もちろん見てますけど・・・・

彼が、無事だったのかは分かりません
交通事故にあった時も少年達に対して

脅しでない威圧感で死刑宣告 part1
カーソンとの対話
しかしながら、こんな状況です

シガー「この状況を認めろ。(沈黙)そのほうが威厳があるぞ」
カーソン「地獄に落ちろ」
シガー「わかった、聞かせてくれ。
お前の従うルールのせいでこうなったのならルールは必要か?」
カーソン「これがどれだけ異常か分かってるか?」
シガー「この会話のことか?」
カーソン「お前のことだよ」
脅しでない威圧感で死刑宣告 part2
モスとの電話での会話
シガー「金を渡せば(お前の)女房を見逃す。でないと彼女とお前に責任を取らせる」
シガー「これが、最良の取り引きだ。お前(モス)には自分を救うことは出来ない」
まとめ
絶対的悪のシガー、行動こそ緩慢なのですが冷静です
彼の中にはルールがあり、そのルールに従っています
まさに異常の2文字